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桐で創る低炭素社会
早生樹「桐」が、家具・工芸品としての用途だけでなく、防火扉や壁材といった住宅建材として利用されることにより、荒れ放題の日本の森林・林業が救われ、さらには低炭素社会を創リ出すと確信する著者が、期待を込め熱く語る。
日刊木材新聞,2010年4月24日(土) 「新刊紹介」欄で紹介いただきました。
第1章 残された時間はわずか、加速する地球温暖化
1. NHK 放送番組「海」が現実に
2. 積雪 7.8 m、地球温暖化の速度が里山で見える
3. 嶺々の雪を好んだ雷鳥も消えてゆく
4. 地球の大異変により、鳴り続ける警鐘 ― 迫られる国境なき浄化作戦
5. 厚すぎる国境の壁
第2章 森林の持つ壮大なポテンシャルを引出し、地球の自浄を
1. 森林の力を数字で理解しよう
2. 森林国家日本による大量輸入木材の罪と罰 ― 失われた貴重な大産業
3. 日本独自の「炭素権売買システム」の創造と住宅建材に対する「見える化促進」が森林再生の鍵
4. なぜ世界の森林は喪失を続けるのか
5. 化石燃料と同等に評価されなければならない地球規模での「炭素権」確立の重要性
6. 期待膨らむ森林発電
第3章 早生樹「桐」に託す自然林保護
1. 中国に見る森林拡大の背景
2. CO2 削減工場と言われる桐の力と、他の早生樹に見られない桐の特性
3. 荒廃した日本の森林に認められた CO2 吸収量と桐森林による吸収力との比較
4. 森林産業を「高収益産業」に導く桐
第4章 住宅向け早生樹「桐」の優れた諸性能
1. 工業用品「桐」のデビューは防火扉だった ― 耐火性、断熱性の高さが国際的に証明された
2. 建材としての「桐の適性」をデータから学ぼう
3. 桐をミクロの世界で覗いてみよう
4. 桐に対するビスの効力
5. 桐からの豊かな遠赤外線の放出
6. 暴露実験に見る驚くべき桐の耐候性
7. 住宅用建材「桐」の可能性
8. 先人達の知恵に見る桐の強度
9. 「桐床上での生活 6 年」からの報告
10. 桐餌箱のミミズが人間に語り掛けるもの
第5章 「低炭素社会」変わる住宅の壁
1. 登場した桐による内外一体型壁工法
2. 桐集成材による内外一体化壁「KUROIWA WALL-110」の開発コンセプト
3. ネオマフォームと桐の類似点
4. 断熱性数値への対応
5. 住宅建材「桐」のこれから
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