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騒音の科学
- 山本剛夫・高木興一・平松幸三 著
- B5判/94頁
- 定価1,869円(本体1,699円+税)
- ISBN9784906165315(4906165311)/C3050
- 書棚:その他
騒音問題は、1世紀に既に、プリニウス(23~79)がナイル川瀑布付近の住民に難聴者の多いことにふれている。我が国の騒音公害に対する苦情・陳情は、典型7公害中第1位でありながら単なる感覚公害とみなされ必ずしも重要視されているとは言い難い。騒音は我々の健康にまで影響を及ぼす事を忘れてはならない。初めて「騒音」を学ぶ人のための入門書。
1 騒音の定義
2 音の性質
音の定義/縦波と横波/音圧、波長、音速、周波数、周期/波動
3 騒音測定
騒音計/騒音計の規格/騒音レベルの測定/騒音の分析と記録
4 騒音の評価
定常騒音の評価:音の物理的な尺度・音の感覚的な尺度・評価尺度のまとめ
/非定常騒音の評価:時間率騒音レベル・等価騒音レベル・単発騒音暴露レベル
・昼夜等価騒音レベル・加重等価連続知覚騒音レベル
5 耳の構造ときこえ
6 騒音の影響
不快感/聴取妨害/睡眠妨害/生理機能への影響/聴力への影響:騒音性難聴
・一過性域値変化・作業場騒音の許容基準/低周波空気振動の影響:超低周波音の
最小可聴域値・住民アンケート調査・建具のがたつき・生理的影響ならびに睡眠影響
7 音の伝搬
幾何学的発散/空気による吸収/入射、反射、吸収、透過、屈折/回折
/地表面の影響/気象の影響/エネルギー密度
8 騒音防止
距離滅衰/障壁/室内外における騒音制御/遮音/消音器/防振/ダンピング
9 環境騒音
道路交通騒音/鉄道騒音/航空機騒音/工場騒音/建設騒音
付録 騒音に係わる法規則
環境基準/工場・事業場の騒音に対する法規則/建設作業に関する法規則
/道路交通騒音に関する法規則/騒音に関する労働法規
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