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近代朝鮮のライスマーケット
三南地方(忠清・全羅・慶尚)を中心に、日本の統治時代、厳しい収奪をうけた「恨」の地域の実際を、産米事情を通じて紹介し、現地産米の生産基盤・流通システム・消費市場の三分野を検証する。現地機関が展開した諸策の資料も付加した。
序にかえて 三南紀行――穀倉への旅
第 I 部 朝鮮産米の市場研究
序 章 地理学における「朝鮮研究」
第1章 朝鮮産米の市場形成に関する研究の意義と方法
第2章 朝鮮産米の市場形成に関する基礎作業
第3章 朝鮮産米の市場形成に関する流通の問題
第4章 朝鮮産米の消費市場に関する研究――阪神市場への進出
第5章 むすび――朝鮮産米の市場形成の意義
第II部 産米地域と都市変容
第1章 「産米増殖計画」と実学の展開――全北・裡里農林の創設と背景
第2章 朝鮮産米の消費市場としての大阪と仁川港
第3章 韓国の「都市論」再考
第4章 蓄積すすむ韓国の都市研究
第5章 韓国の都市システムとソウルの変容
第6章 補遣 朝鮮地形図に日式景観を読む (I)・(II)
朝鮮の産米地域と都市に関する著書・論文目録
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