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観光地経営人材育成ハンドブック・技能編

 観光地を経営するために 特に習得すべきこと

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定価 1,980(本体1,800円+税)円
ISBN9784860994310(4860994310)/C0063
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2025年1月5日発売予定
無期限版:1,980(本体1,800円+税)円
1-yearアクセス*:990(本体900円+税)円
*差額支払いで無期限版へ切替可能
ISBN9784860997601/C0863

内容紹介

観光庁『ポストコロナ時代における観光人材育成ガイドライン』に対応。観光地全体の経営、地域づくりを担う観光地経営人材の育成を目指す一冊。観光地を経営していくための必修技能をコンパクトにまとめた。

主要目次

第1章 デザイン思考
    デザインとそのための準備
    1-1   デザイナーの属性、状態、状況を明確にしておく必要性
    1-2   デザインを描き、展開させていくための手法
    1-3   対象を捉えるために必要な思考の次元
    1-4   デザイン思考によって導かれた結果の出力
    《第1回 ワークシート》
第2章 リーダーシップ論
    多様なリーダーシップ論
    2-1   経営者とリーダーの違い
    2-2   「特性理論」によるリーダー像
    2-3   「行動理論」によるリーダーの成長
    2-4   「条件適合理論」による観光地経営の注意点
    《第2回 ワークシート》
第3章 ファシリテーション技法
    リーダーとファシリテーター
    3-1   ファシリテーターに求められる作業
    3-2   ファシリテーションの基本的な進め方
    3-3   変容型ファシリテーションの必要性
    3-4   オンラインでのファシリテーション
    《第3回 ワークシート》
第4章 組織行動
    マネジメントのためのマネジメント
    4-1   観光地経営人材の動機づけ
    4-2   観光地経営における合意形成
    4-3   組織市民行動の必要性
    4-4   組織学習の提案
    《第4回 ワークシート》
第5章 危機管理
    観光危機管理計画から「観光受容」のための危機管理へ
    5-1   観光危機管理計画の作成
    5-2   事業経営の安定、安泰のための危機管理
    5-3   危機管理を変革の中心に据えたHISの新戦略
    5-4  「観光受容」のための危機管理
    《第5回 ワークシート》
第6章 自己点検
    自己点検の意味
    6-1  『旅行業法遵守状況自己点検表』と『旅行業安全確保状況自己点検表』の意味
    6-2   コンプライアンスに対する自己点検
    6-3   性悪説的な視点からの自己点検
    6-4   性善説的な視点からの自己点検
    《第6回 ワークシート》
第7章 観光倫理
    観光がもたらす問題
    7-1  『世界観光倫理憲章』
    7-2   健全な観光
    7-3   オーバーツーリズム
    7-4   観光倫理教育
    《第7回 ワークシート》
第8章 マーケティング調査
    マーケティングの作業
    8-1   一般的なマーケティング調査の流れ
    8-2   定量調査
    8-3   定性調査
    8-4   状況の経過や変化を知る
    《第8回 ワークシート》
第9章 マーケティング・オペレーション
    「オペレーション」の概念
    9-1   社会と地域の分離
    9-2   消費者行動の変化
    9-3   観光関連事業所内でのマーケティング・オペレーションの必要性
    9-4   観光地経営におけるマーケティング・オペレーション
    《第9回 ワークシート》
第10章 デジタル・マーケティング
    「デジタル」が付くとどうなるのか
    10-1  消費者行動の変化に伴うデジタル・マーケティングの出現
    10-2  複雑化する判断基準
    10-3  デジタル・マーケティングの捉え方
    10-4  ゲーム理論
    《第10回 ワークシート》
第11章 DMPの活用
    データの管理
    11-1  日本観光振興デジタルプラットフォーム
    11-2  RESAS
    11-3  観光予報プラットフォーム
    11-4  現状におけるDMPの活用の仕方
    《第11回 ワークシート》
第12章 アントレプレナーシップ
    ベンチャーから学ぶ
    12-1  社会力」による環境整備
    12-2  意思決定(見込み、見極め、決断)
    12-3  起業家の事業企画
    12-4  攻めのリスクヘッジ
    《第12回 ワークシート》
第13章 ブランディング
    プレイス・ブランディングの課題
    13-1  インターナル・ブランディング
    13-2  ブランド・エクイティの構築
    13-3  プレイス・ブランディングの効果的な実践
    13-4  ブランディングの動態
    《第13回 ワークシート》
第14章 DMOの役割
    DMOが抱える課題
    14-1 (一社)東北観光推進機構
    14-2  おもてなし山形(株)
    14-3 (株)かまいしDMC
    14-4 (株)遠野ふるさと商社
    《第14回 ワークシート》
第15章 諸外国の事例
    観光地経営に対する考え方
    15-1  米国テキサス州のネイチャー・ツーリズム
    15-2  サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼に見られる文化の受容
    15-3  アルベルゴ・ディフーゾによる地域の承認
    15-4  レスポンシブル・ツーリズムに対する姿勢
    《第15回 ワークシート》
注および文献
索   引

執筆者紹介

山 田 浩 久(やまだ ひろひさ) 1964年兵庫県生まれ。1994年東北大学大学院理学研究科博士課程後期単位取得退学、1997年博士(理)取得。山形大学人文社会科学部教授。都市計画、都市地理学が専門。大学では、都市計画、地理学、地誌学、観光学等を担当。主な著書に、『地価変動のダイナミズム』(単著、大明堂、1999年)、『地域連携活動の実践-大学から発信する地方創生-』(編著、海青社、2019年)、『地図でみる山形-市街地に刻まれた出羽の歴史-』(編著、海青社,2021年)、『観光地経営人材育成ハンドブック・理論編』(単著、海青社、2024年)。