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クリと日本文明 ●日本図書館協会選定図書(2965回)に選定されました!!(2015年9月9日)
内容紹介生命の木「クリ」と日本文明との関わりを、古代から現代までの歴史のながれに視野を広げて解き明かす。クリに関する研究をベースに文明史の観点と地理学的な研究方法を組み合わせて、日本の文明史の特色に迫る。
書評・紹介記事人文地理,第67巻 第6号 2015年 書評欄に掲載されました 地理,Vol.61 2016年6月号 「書架」欄に掲載されました。 日本農業新聞,2016年2月14日 P9 「日本農業新聞」の書評欄に掲載されました。 農業茨城,2015年12月号 P35 雑誌「農業茨城」の書評欄に掲載されました。 河北新報,2015年11月16日(月) 第19面 「読書文化」欄に掲載されました 農業および園芸,第90巻、第9号、2015年、養賢堂発行 「ブックガイド」欄に掲載されました。 日経新聞,2015年9月29日(火) 著者へのインタビューが掲載されました。 ジャパンフードサイエンス,Vol.54 No.9 2015年9月5日 「今どきの本」欄に掲載されました 熊本日日新聞,2015年8月26日 本の紹介欄に掲載されました 愛媛新聞,2015年8月16日 「新刊 えひめの一冊」に掲載されました 主要目次序章 文明化と「日本人と植物」 一 文明の語りかた 二 日本のこころと植物 三 なぜ、「クリ」を取り上げるのか? 四 本書の目的と構成 Ⅰ部 クリと日本文明―通史的展望― 第一章 日本文明の史的枠組みに関する諸説 一 生態学の視点からの文明史 二 風土論からの文明史 三 人口波動を基礎においた文明史 四 都市発達の視角からの文明史 五 むすび 第二章 歴史におけるクリと人間のかかわり合い 一 稲作以前 二 稲作の定着以降 三 藩政時代 四 近代化の時代 五 経済成長の時代 六 国際化の時代 七 むすび Ⅱ部 日本の近代化一〇〇年―クリの産業風土形成― 第三章 クリ産業風土形成(Ⅰ) ―東京大都市圏下・茨城県の事例― 一 クリ栽培の発展過程 二 クリ栽培の分布と地域区分 三 クリ栽培の地域的性格の分析 四 クリ栽培の今日的課題 五 むすび 第四章 クリの産業風土形成(Ⅱ) ―西南日本遠隔地・熊本県の事例― 一 クリ栽培の発展過程 二 内陸部に展開したクリ栽培 三 クリ栽培地の立地景観の分析 四 クリ栽培発展の経営的および地域的意義 五 むすび Ⅲ部 グローバル経済下の三〇年―クリ生産の技術革新とクリ菓子産業― 第五章 営農環境の制約とクリ栽培における技術革新の展開 一 農業転換の時代 二 クリ生産地域の再編成と地域分化 三 クリ栽培方式の革新 四 主要クリ生産地域の低樹高栽培 五 むすび 第六章 日本の菓子文化とクリ菓子産業の発展 一 菓子に注目する現代的意義 二 菓子文化とは何か―食糧と菓子の未分化― 三 クリ菓子産業に特化した二地域 四 クリ菓子産業の展開事例 五 クリ菓子産業の立地要因 六 むすび Ⅳ部 世界のクリ生産の動向と社会経済的背景―日本の位置づけ― 第七章 植物分類学上のクリの位置と世界の生産動向 一 植物分類学上のクリの位置と地理的分布 二 最近五十年間の世界のクリ生産 三 むすび 第八章 クリ生産の社会経済的背景―温帯ユーラシアの東西比較― 一 温帯ユーラシア西部(西ヨーロッパ)の場合 二 温帯ユーラシア東部(東アジア)の場合 三 むすび 終 章 一 要 約 二 クリからみた日本―今日の課題 コラム 1 長野県:クリの総合力 2 樹木文化を支えてきたシバグリ 3 北海道:クリ樹のある公園 4 愛媛県:加工向けクリ生産 5 秋田県:西明寺栗の里とカタクリ 6 ニホングリの新品種「ぽろたん」 7 クリ料理の西と東 執筆者紹介元木 靖 (もとき やすし) 1944年茨城県生。1968年東北大学理学部地学科地理学卒業。東北大学大学院理学研究科博士課程学位取得退学、博士(理学)。現在、埼玉大学名誉教授(2009年)、立正大学名誉教授(2014年)。 主要著書 『現代日本の水田開発―開発地理学的手法の展開―』古今書院(1997年) 『食の環境変化―日本社会の農業的課題―』古今書院(2006年) 『中国変容論―食の基盤と環境―』海青社(2013年) ほか
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