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シロアリの事典
| 刊行:2012年12月 定価 4,620(本体4,200円+税)円/711g ISBN9784860992606(4860992601)/C3045 |
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刊行:2015年11月 ※eStoreで販売
3,696(本体3,360+税)円
ISBN9784860999322/C3845 |
日本のシロアリ研究における最新の成果を紹介。野外での調査方法から、生理・生態に関する最新の知見、建物の防除対策、セルラーゼの産業利用、食料としての利用、教育教材としての利用など、多岐にわたる項目を掲載。
木材工業,Vol.68 No.9 森林総研 青木謙治氏による書評が掲載されました。 材料,Vol.62, No.7 田淵敦士先生による書評が掲載されました。
口 絵
推薦のことば―シロアリ生物学の最新成果が分かる本................(松本忠夫)
はじめに........................................................(吉村 剛)
1章 シロアリと環境
1.1 シロアリの種多様性調査と環境.............................(竹松葉子)
1.2 熱帯大規模植林地とシロアリ群集...........................(竹松葉子)
1.3 熱帯林の大型枯死木材分解におけるシロアリの役割...........(山田明徳)
1.4 オオキノコシロアリの塚の構造と環境適応...................(山田明徳)
2章 シロアリと他の生物との関係―寄生から共生まで―
2.1 シロアリ腸内共生微生物群集の多様性と役割.................(本郷裕一)
2.2 シロアリと卵擬態菌核菌ターマイトボールの相互作用.........(松浦健二)
2.3 シロアリにおける対菌類防除メカニズム.....................(柳川 綾)
2.4 シロアリ共生線虫.........................................(神崎菜摘)
2.5 日本産シロアリ巣内共生昆虫...............................(岩田隆太郎)
2.6 オオシロアリタケの多様性と繁殖戦略.......................(金城一彦)
3章 最新シロアリ生理学
3.1 シロアリと消化酵素.......................................(徳田 岳)
3.2 シロアリにおけるノルハルマンの役割.......................(板倉修司)
3.3 シロアリと水―アクアポリン―.............................(神原広平)
4章 カースト分化の生理機構
4.1 シロアリのカースト分化の生理・発生基盤...................(三浦 徹)
4.2 カースト分化の際の形態形成機構...........................(越川滋行)
4.3 幼若ホルモンとオオシロアリのカースト分化.................(コルネット・リシャー)
4.4 テングシロアリの兵蟻におけるジテルペンの合成.............(北條 優)
4.5 ヤマトシロアリ におけるカースト分化の制御機構............(前川清人)
4.6 兵蟻における神経改変.....................................(石川由希)
5章 シロアリコロニーの遺伝構造と繁殖システム
5.1 ヤマトシロアリ属のコロニーと遺伝構造.....................(北出 理)
5.2 ヤマトシロアリの繁殖戦略.................................(松浦健二)
5.3 ヤマトシロアリのカーストとその決定要因...................(林 良信、北出 理)
5.4 ヤマトシロアリ属の幼形生殖虫の分化と生殖虫による
カースト分化の抑制.......................................(北出 理)
5.5 シロアリの女王フェロモンによる二次女王分化制御...........(松浦健二)
6章 シロアリの行動戦略
6.1 シロアリの食物認識と摂食行動.............................(大村和香子)
6.2 外部刺激に対する反応と防衛・逃避行動.....................(大村和香子)
6.3 シロアリの多様な食性―同位体による解析―.................(兵藤不二夫)
6.4 野外行進するシロアリ―コウグンシロアリ―.................(三巻和晃、竹松葉子)
7章 シロアリと防除対策
7.1 新しい建築工法とシロアリ対策.............................(土井 正)
7.2 地震・住宅構造とシロアリ.................................(森 拓郎)
7.3 非破壊診断によるシロアリ探知技術.........................(簗瀬佳之)
7.4 回収型土壌処理...........................................(角田邦夫)
7.5 卵運搬本能を利用した擬似卵型駆除剤.......................(松浦健二)
7.6 乾材シロアリ防除の新展開―ベイト工法の応用は可能か?―...(吉村 剛、ユリアティ・インドラヤニ)
8章 シロアリを利用する
8.1 シロアリセルラーゼの大量生産とその利用...................(渡辺裕文)
8.2 シロアリセルラーゼの利用.................................(守屋繁春)
8.3 シロアリを用いた有用微生物群のスクリーニング.............(青柳秀紀)
8.4 シロアリを用いた効率的水素ガス生産の可能性...............(吉村 剛、川口聖真、青柳秀紀、高井晋理)
8.5 ペーパースラッジをイエシロアリに食べさせて水素ガスを作る.(土居修一)
8.6 食料としてのシロアリ.....................................(板倉修司)
9章 シロアリと教育
9.1 理科教育教材としてのシロアリ.............................(杉尾幸司)
9.2 中学校教育素材としてのシロアリ...........................(安田いち子)
9.3 高等学校教育素材としてのシロアリ.........................(井上嘉夫)
9.4 大学教育教材としてのシロアリ.............................(徳田 岳)
9.5 環境教育素材としてのシロアリ.............................(吉村 剛)
資料/シロアリの分類............................................(竹松葉子)
文 献
索引・用語解説
編集者
吉村 剛 京都大学生存圏研究所 教授
板倉修司 近畿大学農学部 教授
岩田隆太郎 日本大学生物資源科学部森林資源科学科 教授
大村和香子 (独)森林総合研究所木材改質研究領域 主任研究員
杉尾幸司 琉球大学教育学部 教授
竹松葉子 山口大学農学部生物資源環境科学科 准教授
徳田 岳 琉球大学熱帯生物圏研究センター 准教授
松浦健二 京都大学大学院農学研究科 教授
三浦 徹 北海道大学大学院地球環境科学研究院 准教授
執筆者
青柳秀紀 筑波大学生命環境系 教授
石川由希 東北大学大学院生命科学研究科 研究員
井上嘉夫 京都教育大学附属高等学校 教諭
ユリアティ・インドラヤニ タンジュンプラ大学 講師(インドネシア)
神崎菜摘 (独)森林総合研究所森林微生物研究領域 主任研究員
神原広平 鳥取大学大学院連合農学研究科 研究員
川口聖真 元 京都大学生存圏研究所
北出 理 茨城大学理学部 准教授
金城一彦 琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科 教授
越川滋行 ウィスコンシン大学 研究員
高井晋理 元 筑波大学大学院生命環境科学研究科
角田邦夫 元 京都大学生存圏研究所 准教授。故人
コルネット・リシャー (独)農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究センター研究員
土居修一 元 筑波大学大学院生命環境科学研究科 教授
土井 正 大阪市立大学大学院生活科学研究科 准教授
林 良信 シドニー大学 研究員
兵藤不二夫 岡山大学異分野融合先端研究コア 助教
北條 優 琉球大学熱帯生物圏研究センター 研究員
本郷裕一 東京工業大学大学院生命理工学研究科 准教授
前川清人 富山大学大学院理工学研究部 准教授
三巻和晃 元 山口大学農学部農学研究科
森 拓郎 京都大学生存圏研究所 助教
守屋繁春 (独)理化学研究所 基幹研究所 研究員
安田いち子 那覇市立安岡中学校 教諭
柳川 綾 京都大学生存圏研究所 助教
簗瀬佳之 京都大学大学院農学研究科 助教
山田明徳 東京工業大学大学院生命理工学研究科 研究員
渡辺裕文 (独)農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究センター 研究員
カバーアート
玉本奈々 大阪府在住アーチスト
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