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郊外からみた都市圏空間
郊外化・多核化のゆくえ
- 石川雄一 (長崎県立大学教授) 著
- B5判上製/241頁
- 定価3,740円(本体3,400円+税)
- ISBN9784860992477(4860992474)/C3025
- 書棚:人文社会・専門、都市
◆ 2009年度日本都市学会賞(奥井記念賞)受賞!(2009/09/06)
| 冊子版 品切・再版未定
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| 刊行:2008年10月 定価 3,740(本体3,400円+税)円/716g ISBN9784860992477(4860992474)/C3025 |
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刊行:2017年1月 ※eStoreで販売
3,740(本体3,400+税)円
ISBN9784860999469/C3825 |
21 世紀初頭における地域の郊外化、超郊外化、多核化、ジェンダー、都市圏規模などの各課題と動向を解説し、今後の展望とビジョンを提示する。都市という領域を広域な領域でとらえること、郊外地域からの視点でとらえることに主眼を置いた。
まえがき
序 章―20世紀の都市圏研究と郊外地域研究の課題―
I 都市化地域の拡大と郊外の形成
II 高度経済成長期以降の都市圏構造の変化-郊外化から反都市化へ
III 産業(雇用)の郊外化に伴うさらなる構造変容-超郊外化と多核化
IV 産業(雇用)の郊外化が通勤パターンに及ぼす影響
V 通勤パターンの性差と郊外地域の雇用の特性
VI 小規模都市圏における空間構造の変化
VII 本書の課題と目的
VIII 分析の視点・手法
第II部 国内都市圏・大都市圏の動向
第1章 日本の都市圏における郊外地域の特性分類
I 都市化から都市圏の成長へ
II 都市圏の定義と抽出、分析資料
III 1970 年以降の常住人口および就業人口の動向
IV 主要都市圏の特性の類型化
V 郊外空間の地域性
第2章 大都市圏多核化の兆しの検証―オフィス・店舗従業者の空間分布の変化―
I 分散か集中か、単核か多核か
II 研究対象地域と分析手法
III 各大都市圏における距離帯別の動向
IV 各大都市圏における郊外核形成の傾向
V 大都市圏規模による空間構造変化の違い
第III部 大都市圏郊外の空間構造の変化―京阪神大都市圏における事例―
第3章 郊外の誕生―近代の大阪近郊における住宅郊外化と居住者の特性―
I 郊外誕生期における都市圏研究の視座
II 大阪都市圏における初期の都市化・郊外化
III 居住者の職業構成からみた大阪近郊の変化とその類型化
IV 大阪市と郊外地域間の通勤通学流動:1930 年
V 近代における郊外化がその後の郊外成長に残したもの
第4章 雇用の郊外化と通勤パターン―通勤距離の変動からみた都市圏構造の変化―
I 通勤距離と郊外化との関係
II 京阪神大都市圏における通勤流動パターンと通勤距離の変化
III 地域別の平均通勤距離の動向と通勤流動の多様化
IV 通勤距離の変化のパターンと大都市圏内の地域的特性
V 補論:最近の大阪都市圏における通勤流動の変化
第5章 超郊外化―都市圏周辺地帯における通勤流動の変化と社会・経済的地域構造―
I 超郊外化の視点
II 人口および通勤流動パターンの変化(1965~85 年)
III 因子分析の結果
IV 地域間交流について
V 周辺地帯の地域構造と超郊外化地域
第6章 多核化―その動向と郊外核の特性―
I 多核化現象と郊外核の定義
II 核の抽出と分類
III 就業構造、交通手段、勢力圏構造からみた核の特性
IV 日本型大都市圏の多核化の方向
V 補論 1:1980~2000 年における郊外核の特性の変化
VI 補論 2:職業別ゾーン間通勤トリップパターンの変化(1980~90)
第7章 郊外のジェンダー―雇用の郊外化の進展と性別就業構造―
I 女性の就業構造の変化と郊外における雇用の成長
II 大阪都市圏における職業別女性就業構成の変化
III 3 地帯別にみた大阪圏の男女別就業構造の変化
IV 多核化の進展と男女別就業構造
V 雇用の郊外化の鍵を握る中年女性就業者と多核化の進展に向けて
第8章 郊外核検証―大阪北郊郊外核の特性と 1990 年代におけるその変化―
I 郊外核の特性検証の意義
II 郊外核の特性と都心・副都心地区の特性比較
III 二つの郊外核に関する若干のコメント
第IV部 地方の中小都市圏の空間構造の変化
第9章 地方都市とモータリゼーション―小規模都市圏の郊外の成長・都心部の停滞―
I 小規模都市圏の郊外化研究の視点
II 都市圏規模と人口・従業者の分布構造の関係
III 金沢都市圏の従業者の地域構造
IV 小規模都市圏の郊外化の進展とモータリゼーション
第10章 地形・交通線の制約―長崎・佐世保両都市圏における社会経済地域構造の比較―
I 両都市圏の地域性
II 就業構造からみた経済的地域構造の特性
III 社会構造の空間的特性
IV 県内二眼レフ構造の崩壊と今後の課題
終 章―まとめと今後の展望―
I 21 世紀初頭の都市圏研究の動向
II 郊外からみた都市圏空間の変容モデル
III 都市圏郊外のゆくえ
索 引
初出一覧
あとがき
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