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離島研究IV
| 刊行:2010年10月 定価 3,850(本体3,500円+税)円/683g ISBN9784860992422(4860992423)/C0025 |
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刊行:2015年11月 ※eStoreで販売
3,080(本体2,800+税)円
ISBN9784860999285/C0825 |
離島の研究に新風を吹き込む論集「離島研究」第4集。離島地域を取り巻く社会環境は厳しさを増しているが、中には人口増加を続ける島や、人口を維持しながら活発な生産活動を続けている島もある。多様性を持つ島々の姿を地理学的アプローチにより明らかにする。
地理,56-3, Mar, 2011 西岡尚也先生による書評を掲載いただきました。 しま,No. 224, 2011.1, p.126 「書評」欄でご紹介いただきました。
はじめに
I 島嶼の近代歴史地理
1章 近代期における南西諸島の離島地域の人口変動 (宮内久光/琉球大学)
I はじめに
II 近代期における社会変動の動向
III 人口変動の地域類型
IV 人口変動の地域性分析
V 結 び
2章 近代八重山諸島のマラリアと集落存続 (髙橋品子/埼玉大学)
I はじめに
II 対象地概観
III 近代八重山諸島の集落とマラリア
IV 八重山諸島のマラリア予防対策
V まとめ
3章 ラサ島の領土の確定とリン鉱採掘事業 (平岡昭利/下関市立大学)
I はじめに
II 探検から領土の確定へ
III アホウドリからリン鉱採取へ――行為目的の変化
IV リン鉱事業の進展と南沙諸島への進出
V リン鉱事業の終焉と単一企業島社会
Ⅵ あとがき
4章 大崎下島御手洗における港町の形成と変容 (清水克志/農村工学研究所)
I はじめに
II 港町御手洗の都市的性格の展開
III 御手洗町の都市的空間の構造
IV 都市的機能の衰退と観光地化
V おわりに
II 島嶼の人口増加とツーリズム
5章 石垣島における I ターンの動向と中高年 I ターン者の旧集落への移住 (石川雄一/長崎県立大学)
I はじめに
II I ターン送出先としての都市圏郊外の変化と離島
III 離島の人口動向と石垣島の概観
IV 石垣島の I ターンの動向と特性
V 石垣島北部の旧集落への中高年 I ターン者の移住
Ⅵ おわりに
6章 屋久島への I ターン移住における仲介不動産業者の役割 (竹下聡美/島根県立三刀屋高等学校)
I はじめに
II 屋久島と仲介不動産業者の概要
III I ターン過程における仲介不動産業者の役割
IV I ターン者と地域社会――平内地区を事例に
V おわりに
7章 奄美大島におけるスポーツ合宿定着の地域的条件――新たなツーリズムの模索――(須山 聡/駒澤大学)
I はじめに
II スポーツアイランド構想の経緯
III 合宿団体の入り込み
IV スポーツ合宿の基盤
V おわりに
8章 宮古島における小規模宿泊施設の急増と多様化 (助重雄久/富山国際大学)
I はじめに
II 宮古諸島の概観と交通の状況
III 主な観光資源と観光の動向
IV 小規模宿泊施設の経営とその多様化
V 大きな役割を果たすインターネット
Ⅵ おわりに――「癒し」 「エコ」 の島の将来に向けた課題――
III 島嶼の産業・文化・教育の変容
9章 奄美大島北部におけるサトウキビ農業の高齢化にともなう大規模化 (須山 聡/駒澤大学)
I はじめに
II 奄美大島におけるサトウキビ農業の動向
III サトウキビ農業の土地的・制度的基盤
IV 作業受託組織と農地流動化
V むすびにかえて――高齢化農村における農業のあり方――
10章 沖縄県伊平屋村におけるモズク養殖産地の形成と地域的条件 森 眞一郎
I はじめに
II 沖縄県におけるモズク養殖の普及
III 伊平屋村におけるモズク養殖産地の形成
IV 伊平屋村におけるモズク養殖発展の地域的条件
V おわりに
11章 墓地から読み解く地域性――奄美大島大和村今里集落を事例として――(古川麻理子/法政大学沖縄文化研究所)
I はじめに
II 墓地と祖先祭祀
III 集落空間と墓地
IV 墓地をめぐる人々の行動
V おわりに――墓地から読み解く地域性――
12章 沖縄県竹富町鳩間島における学校の役割と住民意識 (堀本雅章/法政大学沖縄文化研究所)
I はじめに
II 研究地域の概況
III 鳩間小中学校と存続問題
IV 島民意識からみた学校の役割と島社会との関係
V おわりに――小規模離島における学校の役割――
索 引
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